勝手に娘。小説を楽しもう!
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関連付け
2009年03月22日 (日) | 編集 |
予告した通り感想を。どこでイラストが出てくるかわくっとしますね。最初からどのイラストを使ったのか調べず、その箇所にきて初めて開くことにします。まあ、自分の読み方のルールなんて聞いても仕方ないですけどもw 個人的な確認作業でした。

清水クン、Day by Day.

正直に書きます。最初はちょっとナメかけていました。文章のスタイルがくだけているにも関わらず、どこか理屈っぽさもあって。それが少しチグハグな感じがしたんです。冒頭で状況を一気に説明されるのもその印象に一役買っていたかもしれません。ですけど。でも、読み進めているうちにこれはもしかしたら面白いかもしれないと感じるようになりました。なんというか、初期の娘。小説の雰囲気があるんです。設定のリアリティより、書きたいもの、見たい光景を描く。ちょっと感想が抽象的でわかりにくくなってきましたねw 飯田さんが美術教師というところに往年の娘。小説を見た気がして、安倍さんとひとつ屋根の下に暮らす経緯に、リアリティよりも強い願望を感じたのでした。それに、そのあとにも次々と繰り出されるラブコメのような設定と考え方。娘。小説の一番勢いがあるときってたぶん、こんなふうでしたよね。

……今更ですけど、感想長くなりますw 実はちょっと興奮してますw 読み始めは正直、ところどころ拙い表現もあり、すごく若い人が勢いで書いたのかもしれないという印象でもありましたが、これきっと違います。たぶん書き慣れてないんだと思います。違ってたらごめんなさいw 気づき始めたきっかけは、校長先生のお話でした。妙に含蓄があるんですよね。これがたまたまかと思えば、そうじゃないんです。大事な場面ではハッとするような表現があるんです。それに、出てくるキャラクターがみんな、一筋縄でいかないところなんかも見事ですね。それだけでなく、プロットもしっかりしてる。中盤まできたあたりで、「ちょっと面白いかも」から「これ完全にすごい」に変わってました。手を神様に返しに行く、とか伊坂幸太郎チックですね。ワクッとしました。その具体的内容ははしょられた感ありありでしたが、これは長さの問題でしかたないですね。好きな作品には採点が甘くなりますw 内容の濃さからちゃんと終わるのかなと不安でしたが、ラストも素敵でした。この作者さんの作品をもっと読みたいです。ちょっとファンになりました。他の作品もこんなに面白いなら、完全にそうなりそうな気がします。本当に書き慣れてないなら、これからどんどんすごくなっていくでしょうし。勝手に原石を見つけたような気分w あー、どうなんだろう。有名な人なのかなあ。

イラスト、こんなふうに複数使用してもいいんですね。これ、SNさんも好きになりそうな予感。もしかしたらSNさん本人作という可能性もありますけどもw
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なぞりながら
2009年03月17日 (火) | 編集 |
なんだか企画が始まっています。今回は二段階に分かれている感じなんですね。イラスト企画というタイトルからして、イラストの描けない人間には関われないものかと思っていたんですけど、内容を読んでみるとそうでもないみたい。イラストが描けるとより楽しめることは事実でしょうけど、文章からイラストという方向もあるんですね。この界隈は絵を描ける人も多いから、いい考えかもしれません。というか、普段から自分の書いたものに挿絵とかつければいいのに。そういう感じのものではAnnieさんがflashとか作ってましたね。なつかしい。

今回はもしかしたら感想を書くかもしれません。数が少なかったら。あんまり読んだことないんですけど、ライトノベルってこんなふうなんでしょうね。特に、文章→イラストという流れはそのものなのかも。
引力
2009年03月07日 (土) | 編集 |
最近は『週末は君と』を読み返して、初読のときと感じ方が変わっている部分を意識できて楽しかったです。それで、久しぶりに触れたくなりました。ゆとりさん作品。どうせなら読みそびれていたものがいいなあと考え、ちょうどいいやつを思い出しました。でもちょっと寂しい気持にもなったのは、これで『真剣うん十代遊び場』にあるゆとりさん作品、読み尽くしてしまったことでした。

20世紀ラムネ

このあいだにしていたこととして、もう一つ。YOU TUBEで『るろうに剣心』のアニメを見たりもしていました。明治って時代は不思議に異国情緒がしますよね。横浜に行ったときにも感じるものですが、その不安定な気分というか、遠いところまで来てしまったような感覚が、結構好きだったりします。地理的にいえば結構近いんですけどね。

この物語には、その雰囲気がちゃんとありました。そして、その中で六期の三人が生きていた。それを感じられただけでもう自分が娘。小説に求めるものは他にありませんでした。欠点を挙げようと思えば挙げられないこともないです。登場人物がいきなり現れてそのまま彼方へ消えてしまうように感じる点や、主要である道重さんの考えてることがはっきりしない点。そして、結末があっさりしすぎている点。好みでいえばここらへんはもっと色々あったほうが楽しめたような気がします。

けれど。けれど、です。『ロックンロール☆れいにゃーず』が連載していた頃、人々があれだけ熱狂したのは、何故だったでしょう。リアリティという意味では欠点だらけでしたし、表現も飛び抜けてすごかったということはなかったと思います。そこにあったのは、「熱」でした。娘。小説初期を語るときによく言われることですが、あの時期に名作と呼ばれる作品が多かったのは、決して文章がうまい人が集まっていたからではないのではないかということです。もしかしたらそういうレベルでいえば今のほうが上かもしれません。ですけど、後追いの自分から見ても、熱量は比ではない気がするのです。カビの生えたような論を展開してごめんなさいw つまり、その「熱」を『20世紀ラムネ』に感じたということ言いたいのでした。

……なんだかゆとりさんの文章がうまくないような言い草になりましたねw 自分が訴えたかったのは、この作品の熱の有無についてのみです。もちろん、文章は絶品。ただ、一番興奮したのは文章や構成といった部分的な問題ではなく(もちろん文章や構成が素晴らしいからより一層の効果を発揮したことは疑いもありません)、最後の田中さんの決心なのでした。こういう無闇やたらな熱さがあるから、娘。小説っていいですよね。作者さん本人がこれを娘。小説じゃないと言ったとしても、自分には混じり気のないそのものでした。
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