勝手に娘。小説を楽しもう!
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離れ業
2010年03月07日 (日) | 編集 |
F/A

内容といい構成といい、非常によく考えられていて、読めてよかったなと思いました。ずっと傍らに不安があるんですよね。最初にトラウマの描写から始まるだけに。それがそのままどこまでも落ち込んでいくような話が、ヲタの小説であるはずの娘。小説には結構あったりするんですが、読み終えてみれば最初から最後まで愛にあふれたお話でした。意表を突かれたのはラストでした。無理心中で、父親が脚をつかんできたというだけだと思っていたので、それならばと読みながら違う展開を考えていました。たしかにヲタの書く小説なので、主人公はきれいな受動者というのは望ましいのかもしれませんが、トラウマが強烈ならもっと本当にありそうなものにするべきだと考えたのです。たとえば、脚をつかもうとする父親を足蹴にして車から逃げ出した、とか。しかし、この作者さんが隠しているのはそんな単純なトラウマではありませんでした。もっと、人間の奥底に、もしかしたらあるかもしれない、あってほしいと思えるような愛情でした。そのやさしさが自分の想像なんかを軽く凌駕していて、非常に気分良く負けた気持ちです。今のところ、水企画で一番好きです。


shootingstar

正直、なんでもない話だと思います。だけど、それがとても心地良い。この感情が何を起因としているのかと考えると、菅谷さんを描こうという姿勢がひしひしと感じられるからかもしれませんね。人によってメンバーに対する印象が違うのは当然ですが、娘。小説は、少なくともそれを読んでいるあいだは、それが一致していられるのではないかという幻想があります。だから、こんなところいいよね、みたいな展示会のような面もあると思えるのです。この作者さんは菅谷さんのこういう面が好きなんでしょうね。自分もそれにおおいに同意しました。であるならば、好印象でないわけがないのでした。


共犯者

悪くなかったです。ただ、もうちょっと工夫を感じたかったとも思います。吉澤さんがボケているようで実は鋭い人なのかなと思ったらそうでもなく、新垣さんがマジメなようで空回りするのかなと思ったらそうでもなく、二人のキャラクターはできているのに、それが物語に有機的に働いていると感じられなかったのです。小ネタも狼に転がっていそうなもので、つまらなくはないのですが、そうですね、やっぱりあまり工夫を感じられなかったというのが感想でした。


佐紀の水

なんでしょうね、これw なんかタイトルの説明みたいになっていたので、誰かがスレだけ立ててそれを勝手に引き継いだ形なのかなあとも思いましたが、時間からして違いますね。うーん、なんでしょうね、これ。


Beginner's luck

わー、なんでか胸がときめきましたw 勢い一発って感じなのに、それが最高。この爽快感はなかなか出そうと思って出せるものじゃないような気がします。最初のほうはちょっと文章が硬そうで苦手な感じかなと思ったのですが、「運」のくだりで全部吹き飛びました。そうですよね。こういうのが亀井さんの魅力ですよね。何をしでかすかわからないだけに、とんでもないカードを引き当てるというか。あまり深入りしないので、すべてのことにとんでもないビギナーズラックを引き起こすような。おもしろかったです。
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