勝手に娘。小説を楽しもう!
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誰かの繭
2010年03月19日 (金) | 編集 |
潜水プール

この作品で一番惹かれたのは、プールのイメージでした。潜水用で、ハシゴがなければ這い出ることのできないプール。水面が高く、足をついていることのできないプール。月明かりしかないような夜の闇の中で、高橋さんとガキさんが少しの高低差で必死に会話している光景の想像は、心惹かれるものがありました。ここからは単なる想像なのですが、作者さんもそうだったのではないでしょうか。テーマが「水」で、こんな魅力的な構図が思いついたなら、ぜひともそれを使いたくなるのも納得です。ただ、そこから思いついた話、という領域を超えていないような気もしました。そこからはおまけで、ガキさんはひたすらに狂気だったり、あまり起こりそうと思えなかったんです。リアリティの問題ではなく、一応今までガキさんを画面を通してですが見てきたつもりのヲタとしては。それはガキさんにこういうことをさせる物語の否定ではありません。ただ、こんなことで苦悩なくしそうにないなという意味で。もっとガキさんらしさを出すなど、娘。さんを活かした物語にしてくれていれば、もっと好きになったと思います。口調など特徴をつかめる人ので、この作者さんならそれができると思います。あいかわらずどなたか知りませんけどもw 早くカムアウトが読みたい。


人形

手堅い作品だと感じました。そして、その手堅さから逃れようとジタバタもしないようなw なので引っかかりなく入ってきて、引っかかりなく終わっていったような印象です。きっと何も考えずに筆の進むまま書かれた作品なんでしょうね。意外とそういうのって伝わってきます。好みとしては、こんなに器用ではなかったとしても、何かをやろうとしたことが感じられる作品のほうが愛おしいです。そういうとオチだとか伏線だとかって話みたいですけど、決してそういうことばかりでなく。


金魚すくいと花火大会

なんだか話のテンポがよさそうだったり、まごついたりで、それが心地良いって思えてました。そこで急にインタビュー形式になって、わくわくしたという意味で、どうなってしまうんだろうって思いました。思ったんです。ここからどんなふうに発想を飛ばし、いろんな世界に導いてくれるんだろうって。ですけど、そんな世界はどこにもなかったんですね。いえ、はじめから心の中にあったんですね。そういえば幸福の青い鳥って、そこからどういう結論になるのか知らないことに気づきました。


Ice9

この企画、終盤にきてすごい展開だったんですねw 始まり方からして、果たして本当にこんなに地球規模の大きな話になる予定はあったんでしょうかねw 直書きだったのかなあ。もうこうなってくるとタイトルが気になりますね。カムアウしてくれてるなら、それが気になります。これからそれを見に行く旅に出ます。探さないでください。




というわけで、第25回オムニバス短編集の感想はおしまいです。一番好きだったのは、結局『F/A』でした。優勝の栄冠はどの作品に輝くんでしょうね。輝いているんでしょうね。
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